ラライズム

NYセントラルパークの夏の風物詩のひとつ、シェイクスピア・イン・ザ・パーク。
嬉しい事に、無料でシェイクスピアを観劇できます。
気になっていたものの、NY滞在中は忙しくて行けませんでした。

本日、いつも楽しく読ませていただいているshoegirlさんのブログにて、
今年アル・パチーノが出演していた事を知る。

どぇー。
生アル・パチーノですよ。しかも演目は『ベニスの商人』。
舞台好き＆シェイクスピア好きの自分にはたまらんですよ。
なんといっても、無料！タダ！！フリー！！！

これは観たかったー！(って、LAから遠すぎだけど)
観れないにしても、そんなニュースすら知らなかったとは。
アタクシとしたことが。

どんな様子だったのかちょっとでも垣間みたくて、今さらネット検索しまくり。
あ〜、こんなだったのね〜。

セレブな方々もいっぱい観に来てたみたいですなー。
動画が観たい方は、MyFox NYでどうぞ。

ん？
突然インターネットが繋がらなくなった。

モデムも、マシンも、ルータにしてるタイムカプセルも、何回再起動してもだめだ。
そのタイムカプセルはDNSの情報とれないし。

契約してるTime Warnerにチャットで質問したけどラチがあかない。

Apple カスタマーサービスに電話するかぁ。また半日がかりかなぁ。
で、電話番号調べようとAppleのウェブサイトを見ると、
Apple Expertなるシステムを発見。
(因に、この時点では公共のラインでネットしてます。)



AppleのIDでログインすると、私の持ってるアップル製品が、
シリアル番号とともにリストになっております。
OSのバージョンや、サポートして欲しい内容を簡単に選択して、
最後は"Call me now"ボタンを押します。

すると、30秒後にAppleから電話がかかってきた。
すげー。効率いいー。

むこうからかかってきてる電話だから、私の情報もシリアル番号も何も伝える必要はなし。

親切に解決してくれてありがとです。
結局Time Warnerのやり方が間違ってたみたいでしたとさ。

このApple Expertはまだアメリカとカナダでしか対応してないみたい。
始めて利用したけど、いつから始まったのかな？
またまたApple Careのマストさを実感。

ひさびさにガツンと来る作品。監督はオン年83歳とな！(撮影時)
シドニー・ルメットって『オリエント急行殺人事件』や『狼たちの午後』など、数々のサスペンスを作ってきた監督なのですね。

何にも知らずに観たので、てっきり勢いのいい若手監督の作品かと思いました。

特に冒頭の強盗シーンは圧巻。カメラワーク、サウンドデザイン、エディティングが、みごとに融合され、素晴らしいシーンとなっております。手に汗。
あの緊迫感を出せるのはすごいっす。

音楽のセンス、私のツボ入りました。

キャスティングもいいところ揃えてます。
一見エリートの兄と、負け組の代表のような弟が強盗を企てるのですが、ストーリーが進むにつれ、兄の本当の姿がだんだんと浮き彫りになってきます。

その兄を演じるのがフィリップ・シーモア・ホフマン。言わずと知れた演技派でございます。そう、うまいのです。でも…。私にはどうもあと一歩のところで、心に響かないのですよ。嫌いじゃないいんだけど…。うますぎちゃって、自己完結しているのよねぇ。日本で言えば市原悦子的。相手役の台詞聞いてません。聞いてなくてもうまく演技できちゃうの。必要以上に声のトーンを落としてリアル感を出す技が、エレン・ペイジと同じグループですな。

ダメダメ弟役はイーサン・ホーク。離婚して定職もなく養育費も払えない、冴えない男です。彼の演技は好きなのですよ。イイ男時代から。(今やイイ男でなくなったとは言いませんが…) 演技してます感がなく、ほんとにそこにいる感じがする。あの落ちぶれ様には、本気で頭かかえてしまいます。

後半の父親(アルバート・フィニー)の狂気ぶりで、緊迫感さらにヒートアップ。

今やオスカー女優のマリサ・トメイの脱ぎっぷりも潔くて、とってもいい女。
40代とは思えないナイスバディ。

とにかくマストで観るべき映画。お部屋に籠って小さな画面で見てもいい作品。

邦題は『その朝、7時58分』。まったくもってひどいセンスだ。原題のエッセンスが少しも入っていません。

ネタバレありの続きを読む

EMINEM - LOVE THE WAY YOU LIE ft. Rihanna

EMINEM自身を描いているといわれるPV。
DVなのか、感情のぶつかり合いなのか。とにかく激しいです。



ドミニク・モナハン(LOSTのチャーリー)は、EMINEMが乗り移った様に迫真のパフォーマンス。

ミーガン・フォックスは今までの出演映画より遥かによい。自分では演技が上手くないっていつも謙遜してるけど、なかなかどうして。私は好きですよ。

燃え盛る炎の中で歌うリアーナたんも必見。

監督は韓国系アメリカ人のジョセフ・カーン。

圧倒的な絵作りは素晴らしく、やっぱ3Dよりもフィルムが好きだなぁ、と再確認。

オープニングの迫力はものすごくて、一気にひきこまれると思いきや…。
中盤から、私の中には多くのハテナマークが踊りだすのでした。

それなりには良かったし、結構楽しめたけど…。
期待しすぎたせいか、期待はずれ。

私の頭では、クリストファー・ノーランについていけてないだけなのか？

いや、私はこの手のルールーのなさが苦手なのかも。
夢の夢で、３階層目に入ればキックしないと戻れないとか、
戻る間際は無重力になるとか、
駒が回り続けたら夢だとか、
途中から、どーでもいいじゃん、そんなルールって思えてきた。
一貫した根拠がないじゃん。

何でもありの夢旅行は中盤からだんだんドラえもんワールドになってきて、
エレン・ペイジはしずかチャンに見えてきた。(特に雪山のスキーウェアが…)

丸顔のレオ様は、みんなを不思議な世界へ連れてゆくドラえもん。
のび太君はもちろんジョセフ・ゴードン レヴィット。
彼が無重力の世界で、意識のない仲間をロープでまとめて必死に運ぶ姿に、
なんだか笑いがこみ上げてきてしまった。

ケン・ワタナベの、張り切り過ぎの演技、
エレン・ペイジの、無理にさりげなくしようとしている演技、
共に苦手です。

またDVDになったら観てみよう。
『メメント』も２回目から好きになったしね。